「税」の意義と役割

「税」は社会の会費

  道路、水道などの社会資本整備、医療、年金などの社会保障・福祉、教育や消防、警察などの公的サービスは、私たちの豊かな暮らしには欠かせないものですが、その提供には多額の費用が掛かります。

  こうした「公的サービス」は、社会保障や教育など、費用負担が可能な人への提供のみでは社会的に不適当なものや、特定の人だけのために提供することが困難なものであり、一般的に市場の民間サービスのみに依存すると、必要な量・水準に対してばらつきが生じてしまいます。

  このため、こうしたサービスの費用を賄うためには、みなさんから納めていただく「税」を財源とすることで、公的に実施することが求められます。

  このように互いに支え合い、共によりよい社会を作っていっくため、公的サービスの費用を広く公平に分かち合うことが必要です。

  まさに税は、「社会の会費」であると言えます。

「税」の役割

財源調達機能

  税は、前述のような「公的サービス」の財源を調達する最も基本的な手段であり、税制の最も直接的かつ重要な役割です。

所得再分配機能

  所得税や相続税には、経済力のある人に、より大きな負担を求める累進性があり、社会保障給付等の歳出とあいまって、所得や資産の再分配を図る役割を果たしています。

経済安定化機能

  税は、好況期には税収増を通じて総需要を抑制する方向に作用し、不況期には逆に税収減を通じて総需要を刺激する方向に作用することで、自動的に景気変動を小さくし、経済を安定化する役割を果たしています。

「税」の三原則

公平の原則

 

中立の原則

 

簡素の原則

経済力が同等の人に等しい負担を求める「水平的公平」と、経済力のある人に、より大きな負担を求める「垂直的公平」があります。さらに、近年では「世代間の公平」が一層重要となっています。   税制が個人や企業の経済活動における選択を歪めないようにするのが、中立の原則です。   税制の仕組みをできるだけ簡素にし、理解しやすいものにするのが、簡素の原則です。

  一言で「公平」といっても、様々な指標があり、人それぞれの置かれている環境により捉え方は変わります。こうした点に配慮するとともに、経済社会の構造変化に対応した税制を築いていく必要があります。

「税」の現状
松川町租税教育推進協議会
国税庁の取組

  下記より、国税庁の取組紹介をご覧いただけます。

https://www.nta.go.jp/about/introduction/torikumi/week/index.htm

この記事に関するお問い合わせ先

住民税務課 課税係

〒399-3303
長野県下伊那郡松川町元大島3823
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更新日:2020年11月02日

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