菌ちゃん元気畑体験&講演会を開催しました。

吉田俊道氏講演会「微生物、発酵の力で植物と身体を元気に」

 

令和3年11月1日、菌ちゃん先生の講演会&土づくり体験会を行いました。

 

栄養価の違い 菌ちゃん先生 抗酸化力の違い

 

土づくり体験 菌ちゃんがつながる 体験会撮影

 

吉田さんのお話をちょこっとだけまとめました。

 

植物には「食べられてもいい」という覚悟がある

 

人間にコロナに強い人と弱い人がいるように、野菜も同じ。土を変えることであっというまに健康になる。そのことを視覚的に言うと、ナスを切ってラップにいれておくとしばらくすると腐る。けれども、菌ちゃんの方のナスは腐らない。それどころか、緑色になってきて新たに葉緑素を作ることで生きようとしている。こちらの植物には抗酸化力があるからである。人間は食べられれば血がでる。しかし、植物には「食べられてもいい」という覚悟がある。だから、カサブタができるし、少々では腐らない。それを、ファイトケミカルという。凄すぎる。

 

コロナと同じで虫に食われない野菜がいるのはなぜか?

 

本当に叫びたい。本当にわかってしまったの。仕組みが。蝶は胃液がないので腐った弱いものを食べたい。腐るのを待っている。ウジ虫は腐ってから食べる。

実際に、無農薬にすると、微生物とともに生きている野菜か、そうではないかどうかがはっきりわかってしまう。有機栽培は、農薬も化学肥料もいらず、すべての野菜が美味しくなる。団粒構造ができて旱魃にも洪水にも強くなり、いいこと尽くめ。とにかく、美味しいものを地元の子どもにとどけてほしい。

 

カーボンを土壌に戻せば温暖化が防げる

 

これまで、農業をするために化学肥料を使っていた。農業をすることで未来が減っている。だったら、せめて農業だけは二酸化炭素を固定する方向に行ってほしいのに、そうなっていない。二酸化炭素の原因の25%は土の中の炭素がなくなったからなの。土の中に炭素、生き物がなくなったからなの。化石燃料ではない。有機で土を作れば、旱魃にも強くなる。俺らの命はあと数十年もないの。でも、この子の未来はもっとある。その未来を私たちが食っている。そう、やっと結論がでた。未来を守ることができるのは農業。

 

実際の窒素固定の仕組み

 

実践。草はなんでもいいが硬い草がいい。麦藁とかとうもろこしの残渣でもいいけれども、硬いものも混せること。柔らかいものだけだと他の菌も来る。ススキと籾殻とどっちがべちゃっとならないか。そう。籾殻がいい。

よく籾殻を入れすぎると窒素飢餓で肥料が効かなくなると言われる。けれども、その限界まで持ってくると空中窒素を固定する菌が来てくれる。完璧に肥料を切ることで肥料がいらない野菜づくりができる。

きのこがでた籾殻がいい。これをマルチをする。自然の森は木の枝や葉にマルチされているから。そして、最初は石をのせて湿った状態にしておく。そこで、糸状菌が入る。今の科学では研究ができていないけれども、菌とつながると黄色っぽかった野菜も急に青々として元気になる。そうすると、昔の日本の農業、ただ地面に萱をおくだけですべてができていたという農業が実現する。そうしたときに世界が変わる。

 

このままでは未来が守れないから頑張ろうよ。大人がやらんで誰がやる。是非、他人事にしないでちょこっと作ってほしい。

 

・・・・野菜作り、土づくりの講演部分のみ抜粋しています・・・・

 

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令和2年から、菌ちゃん先生こと、吉田俊道さんをお招きし、数回にわたり、松川町でご講演いただいています。

 

令和3年3月には、草を使って土づくりをして、無肥料・無農薬で野菜を栽培する菌ちゃん野菜作りの体験会を行いました。

 

令和3年6月には、映画「いただきます2~ここは発酵の楽園」の上映会及び、講演、畑での体験会と盛りだくさんの内容で、菌ちゃんの秘密を知る機会となりました。

3月に草を入れて作った畝が、3か月たち、菌ちゃん(糸状菌)がいっぱいになったところで、種や苗を植え、夏野菜の栽培を行ってきました。菌ちゃんいっぱいの元気な無農薬野菜ができました。

 

今回は再度、菌ちゃん先生にお越しいただき、体験圃場での指導及び講演会を予定しています。

 

次の機会はなかなか作れないかと思います。この機会にぜひ、お越しください。

 

開催日時:令和3年11月1日(月曜日) 1.午後2時~3時

2.午後3時30分~5時15分

         1体験会 富士森ガーデン 体験会を見学することができます。

映画いただきますの監督オオタ・ヴィン氏の撮影が予定されています。

2講演会 えみりあホール 「微生物、発酵の力で植物と身体を元気に」

講師 NPO法人 大地といのちの会 理事長

株式会社菌ちゃんファーム 代表取締役 吉田俊道氏

内容:自然の一部である菌には様々な働きがあり、腸内環境を整えることで子供たちの体調が改善される方法があります。食生活の改善で体温が上がって体調がよくなり、集中力も向上、心も穏やかに。講演会を聞いて実践することにより、うれしい体験の数々が報告されています。そんな奇跡の体験者になってみませんか?

 

       講師紹介 1959年長崎市生まれ。

       九州大学農学部大学院修士課程修了後、

       長崎県農業改良普及員となり、96年に退職後農業に新規参入。

       有機農業に取り組むみ、 99年「大地といのちの会」を結成。

       blog             https://kinchangenki.hatenablog.com/

       様々なメディアで紹介されています。

                           https://www.nippon.com/ja/japan-topics/c08001/

                                       https://news.yahoo.co.jp/byline/satoutomoko/20200516-00178777/

 

 

 

菌ちゃん先生

菌ちゃん先生こと 吉田俊道氏 昨年の講演会の様子

松川町、体験圃場での様子

松川町、体験圃場での様子

町では、環境保全型農業の推進として、学校給食へ有機栽培農産物を提供し始めています。なぜ、そのような取り組みが注目され、大切か、菌ちゃん先生の話を聞いて、ウィルスに負けない体づくりについてお話を聞いてみませんか?

※ 参加者は町民及び県内在住の方とさせていただきます。

令和3年度 長野県地域発元気づくり支援金事業

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産業観光課 農村観光交流センターみらい

〒399-3304
長野県下伊那郡松川町大島2065-1

電話番号:0265-34-7066

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更新日:2021年10月11日

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