コスタリカ・スタディツアー2019を開催しました!(前編)
若者の地域離れという課題に直面している松川町。コスタリカとの交流を通じ、若者が自分たちとは異なる世界で主体的に学び、これからの地域を担う「人財」を育んでいきたいと考え、2019年3月、高校生をコスタリカへ派遣する「コスタリカ・スタディツアー」を開催しました。
開催概要
■主な目的
・東京2020大会に向け、コスタリカとの親善交流を図る
・高校生が多様な価値観をもち、グローバルな視点で物事を捉える力を養う
・自分の住む地域や暮らしを見つめ直し、町の将来ビジョンを描くことのできる人財を育てる
■期間
・事前学習:2018年8月~2019年3月
・現地訪問:2019年3月21~29日
・事後学習:2019年4月~5月
■参加人数
松川町在住または松川高校在籍の高校生10人

何よりも刺激的だった学校交流
・ハイチ小学校(首都サンホセ市)
環境教育に力を入れている学校で、リサイクルゴミの分別やコンポスト、野菜栽培などについて6年生が紹介してくれました。後半は日本の紹介や、歌や折り紙体験を通して交流を楽しみました。



・サントドミンゴ中高一貫校(エレディア市)
国際科の生徒たちと互いの国や教育について紹介し、異文化理解を深めました。伝統的な遊び、食、踊りを実際に体験し、緊張した面持ちも自然と笑顔に変わりました。



・ナショナル大学(エレディア市)
日本語コースを受講している学生と交流。日本語や英語を使って自己紹介やゲームなどを行いました。「どうして日本語を学ぶのか」「コスタリカの印象はどうか」など、色々な話ができました。



・オロティナ技術専門学校(オロティナ市)
農業やホテル業、観光業などを学べる専門高等学校。昼食会では調理からサービスまで生徒が担当し、校内エコツアーではコスタリカの動植物について丁寧に説明してくれました。



はじめてのホームステイ
オロティナ市では2泊3日のホームステイを体験。1~2人ずつに分かれ、7家族に受け入れていただきました。最初はかなり緊張していた様子でしたが、最終日には涙を浮かべて別れを惜しむ場面も。言葉や文化の違いがある中でも、勉強してきた英語やスペイン語、また身振り手振りでコミュニケーションをとり、コスタリカの人々と絆を深められたことは、高校生にとってかけがえのない機会となったようです。



おまけ
出立の朝、中央公民館えみりあにて出発式が行われました。
旅路は順調で、成田空港からアメリカのヒューストンを経由し、現地時間で21日の21時頃、コスタリカのフアン・サンタ・マリア空港に到着しました。
海外渡航は初めてという生徒がほとんどでしたが、出入国手続きや機内でも何事もなく、コスタリカの夜景に興奮気味のまま、無事に初日を終えました。
更新日:2019年03月31日