リニア中央新幹線環境影響評価準備書が公表されました
東海旅客鉄道株式会社(以下「JR東海」)より、9月18日に中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価準備書が公表されました。準備書では調査・予測・評価・環境保全対策の検討結果とともに、県内リニア駅の位置及びルートも示されました。
長野県内の路線概要
中央新幹線(東京都・名古屋市間)環境影響評価準備書(長野県)のあらましから、長野県内の対象鉄道建設等事業実施区域について抜粋しました。
- 静岡県堺から小渋川まではトンネル構造とし、県境に位置する3,000メートル級の稜線の中で比較的標高が低い小河内岳の南側を通過、小渋川周辺の集落を回避し、小渋川は橋梁でできる限り短い距離で渡河する計画とした。
- 小渋川から天竜川右岸の河岸段丘までは山地部をトンネル構造、天竜川付近は地上とし、鷲ノ巣大崩壊地をできる限り回避するとともに、中央構造線、天竜川とできる限り短い距離で交差し、飯田市の恒川遺跡群を回避した。
- 天竜川右岸の河岸段丘から松川まではトンネル構造とし、伊那谷断層帯をできる限り短い距離で通過するとともに、中央アルプス南縁部の地域の水源域とされる風越山をできるかぎり回避し、環境省選定名水百選「猿庫の泉」を回避した。風越公園区域をできる限り回避するととともに、松川は橋梁でできる限り短い距離で渡河する計画とした。
- 松川から岐阜県境までは全区間トンネル構造とし、松川ダム湖は回避しつつその周辺妙琴集水域をできる限り回避、清内路峠断層や馬籠峠断層とできる限り短い距離で交差し、岐阜県境付近では、恵那山周辺の脆い地質を回避し、恵那山北方を通過する計画とした。
- 長野県駅は、飯田市上郷飯沼付近に設置する計画とした。
中央新幹線計画の経過と今後の建設の流れ
- 整備計画決定(平成23年5月26日)
↓ - 建設指示(平成23年5月27日)
↓ - 環境影響評価
- 方法書公告
- 準備書公告
- 評価書公告
↓ - 工事実施計画の認可
↓ - 事業着手
- 事業説明会
- 中心線測量
- 設計協議
- 用地説明
- 用地測量
- 用地取得
- 工事説明会
- 工事着手
- 工事完成
↓ - 開業(平成39年)
(注意)中央新幹線の説明会を参考に作成
環境影響評価準備書に関するお問い合わせ先
東海旅客鉄道株式会社 環境保全事務所(長野)
住所:飯田市元町5430-5第一吉川ビル2階 電話:0265-52-6511
受付日時:土曜日・日曜日・祝日・年末年始を除く平日、9時~17時
リニアに関する相談窓口
まちづくり政策課 まちづくり推進係兼リニア対策室
電話 0265-36-7014 ファックス 0265-36-5091
また、町では松川町議会と合同で、10月15日に大鹿村~豊丘村~飯田市における路線予定地を視察いたしました。
準備書が公表されたことにより、リニア開業に向けて大きく動き出します。建設発生土や、工事車両通行に係る生活への影響等、住民の皆様の様々なご心配があるかと思いますが、建設主体であるJR東海に対し、誠意ある対応をお願いするとともに、町としても正確な情報をお届けできるよう対応してまいります。
この記事に関するお問い合わせ先
建設水道リニア対策課 リニア対策係
〒399-3303
長野県下伊那郡松川町元大島3823
電話番号:0265-36-3156
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更新日:2019年03月29日