熱中症を予防しましょう

梅雨明け以来、県内で35℃以上の猛暑が続き、熱中症アラートが発令されました。熱中症アラートは、暑さ指数(WBGT:湿球黒球温度)によって発表されますが、これは気温だけではなく、湿度や風、日差しなどを考慮し、より体感に近い暑さ(体感温度)を表す指標として、環境省などで以前から使われているものです。

下記の表のとおり、日常生活に関する指針と運動に関する指針が2つありますので、屋外・屋内を問わず諸活動を行う際は熱中症へのリスクを十分に考慮したうえで実施を判断していただきますようお願いします。

◆日常生活に関する指針

湿度基準 注意すべき生活活動の目安 注意事項

危険

(31℃以上)

すべての生活活動でおこる危険性 高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。

厳重警戒

(28~31℃)

外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。

警戒

(25~28℃)

中等度以上の生活活動でおこる危険性 運動や激しい作業をする際は、定期的に充分に休息を取り入れる。

注意

(25℃未満)

強い生活活動でおこる危険性 一般に危険性は少ないが激しい運動や重労働時には発生する危険性がある。

◆運動に関する指針

気温

(参考)

暑さ指数

(WBGT)

熱中症予防運動指針
35℃以上 31℃以上   運動を中止する。特に子どもの場合は中止すべき。
31~35℃ 28~31℃

熱中症の危険性が高いので、激しい運動や持久走など体温が上昇しやすい運動は避ける。10~20分起きに休息をとり水分・塩分の補給を行う。暑さに弱い人は運動を軽減または中止する。

28~31℃ 25~28℃ 熱中症の危険が増すので、積極的に休息をとり、適宜水分・塩分を補給する。激しい運動では、30分おきくらいに休息をとる。
24~28℃ 21~25℃ 熱中症による死亡事故が発生する可能性がある。熱中症の兆候に注意するとともに、運動の合間に積極的に水分・塩分を補給する。
24℃未満 21℃未満 通常は熱中症の危険は小さいが、適宜水分・塩分の補給は必要。マラソン等では、この状況でも熱中症は発生するので注意する。

 

更新日:2020年08月13日

現在のページ