SOFIX講演会開催しました
~有機農業、減農薬、減化学肥料への指標~
令和2年度 環境保全型農業推進事業での講演会、第1弾
SOFIX農業推進機構の久保幹教授(立命館大学)をお迎えして開催しました。
令和2年8月20日(木曜日)午後7:00~8:30
タイトル「土壌微生物による物質循環での土づくりを」
講師 一般社団法人 SOFIX農業推進機構
代表理事 立命館大学教授 久保 幹氏
このような内容でお話しいただきました。
・地元にある有機物、バイオマスを生かして栽培をするのが良い。
・森⇒里山⇒樹園地⇒畑⇒田⇒川(先生が示す原風景)松川町そのもの。
・いい里山を作ろう、堆肥は山の落ち葉でできる。
・日本は残留農薬の基準が緩い。ヨーロッパの100倍。輸出することができない。
・化学農法では土が固くなる。ミネラルが減って硝酸塩が増える。苦みの成分。
・21世紀は科学(化学でない)物質循環農業を目指そう。
・SOFIXの土壌分析は世界初の技術、微生物の遺伝子を見る。1グラム当たり2億以下の土は農薬 が多い。6億以上が、6億5000万以上いるとよい。数のほかには動きを見る。
・有機農業を推進するためには1トン当たり5,000円以下のたい肥を使うこと。コストを下げるためにも。
・化学肥料を使った植物は、ウイルス等に感染しやすい。窒素が多いキャベツにはモンシロチョウがめちゃ来る。
・SOFIX農産物の認証制度がある。土の特A、A、B、C、Dのランク付け。B以上の土で作られた農産物を認定している。特Aの場合、市場価格より3割高。Aは25%、Bは20%の価格で売りたいと考えている。
・松川町の土壌診断、2か所実施。DO遊農の圃場と、慣行栽培圃場。
以下 当日の資料を掲載しています。ご覧ください。
資料 SOFIX 物質循環型農業-有機農業、減農薬、減化学肥料への指針-
松川町の農地の土壌診断結果


久保教授の講演の後、全国各地でのSOFIX実証圃場の事例をお話しいただきました。
講師 SOFIX農業推進機構 理事・事務局長 松田文雄氏
資料 SOFIXの実証事例紹介
更新日:2020年09月18日